日本に「ブラックフライデー」持ち込んだ意外な企業とは? 2020年日本の事例まとめ12選

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ことしも1ヶ月あまりとなり、小売業界や飲食業界として最大規模の書き入れ時となる年末商戦の時期となりました。お歳暮商戦やボーナス商戦、クリスマス商戦などあるなかで、一足先にスタートするのが「ブラックフライデー」です。

アメリカ発祥の「ブラックフライデー」ですが、EC(インターネット通販)を中心に徐々に日本でも定着しつつあります。

ことしは11月27日(金)からスタートし、各社がセールを開始しているなかで事例をご紹介します。ECだけでなく実店舗のショッピングモールやコンビニでも広まりを見せています。

「ブラックフライデー」とは

「ブラックフライデー」とはもともとアメリカで始まったセールです。毎年、感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日の金曜日から数日間行われるセールのことを意味します。

「ブラック」というと負のイメージがつきがちですが、「この期間中はどの店でもセールで黒字になる」というのがブラックフライデーの語源だと言われています。

日本でもイオンが2016年からスタートし定着

この「ブラックフライデー」を日本に輸入したのはショッピングモールの「イオン」と家電量販店の「ノジマ」だと言われています。

「ブラックフライデー」をGoogle トレンド(Googleでどれだけ検索されているかというトレンドをグラフで見ることができるツール)で過去10年間の推移を見てみると、明らかに2016年から検索頻度が上がっています。

2016年にイオンがブラックフライデーを開始してから知名度が急上昇
▲「ブラックフライデー」検索トレンド推移:口コミラボ編集部脚注

これはまさしく2016年にイオンがブラックフライデーセールを開始したためで、その後も年々注目度が上昇している様子が見られます。

2020年 ブラックフライデーセール11事例まとめ

では実際にことしの事例を見ていきましょう。まずはECモールから。

1. Amazon:11月27日〜12月1日

Amazonブラックフライデー2020
▲Amazonブラックフライデー2020:公式サイトよりキャプチャ

実は日本での開催は2019年からのAmazon。サイバーマンデー(感謝祭の翌月曜日に開催されるセール)とあわせて「Amazonブラックフライデー&サイバーマンデー」を11月27日から12月1日までの5日間で開催します。

2019年は「クロ」にちなんだ「96円均一」セールを実施していましたが、ことしは最大10,000ポイント還元のほか、Echo Show 5など、 Amazonデバイスがセールに。

2. 楽天市場:11月19日〜11月24日

楽天市場ブラックフライデー2020
▲楽天市場ブラックフライデー2020:公式サイトよりキャプチャ

日本の老舗インターネットショッピングモールの楽天市場は2020年は11月19日から11月24日で開催。本来のブラックフライデーよりも先回りで終了となりました。

ことしから同社の定番セール「お買い物マラソン」と同様に、買いまわりのショップ数によってポイント還元率が変わる仕組みに変更されました。なお競合のYahoo!ショッピングでは、モールとしてはブラックフライデーセールは未実施。

3. Adobe(アドビ):〜11月27日

Adobe(アドビ)ブラックフライデー2020
▲Adobe(アドビ)ブラックフライデー2020:公式サイトよりキャプチャ

アドビ社ではPhotoshopやIllustratorが最大32%オフになるなど、デザインや動画編集に必要なクリエイティブアプリとサービスが一式そろう「Adobe Creative Cloud」がセールに。学生・教職員なら最大72%オフ。

4. Anker(アンカー):11月27日〜12月1日

Anker(アンカー)ブラックフライデー2020
▲Anker(アンカー)ブラックフライデー2020:プレスリリースより

1.で紹介したAmazonにて開催される5日間のビッグセール「Amazonブラックフライデー&サイバーマンデー」で、160製品以上を最大50%OFFにて販売。

5. Google Store:11月27日〜12月1日

Google Storeブラックフライデー2020
▲Google Storeブラックフライデー2020:公式サイトよりキャプチャ

Googleの公式オンラインストア「Google Store」では「Pixel」シリーズのスマートフォンの「Pixel 3a XL」が2万6660円引きの3万4500円に、「Pixel 4 XL(64GB)」が3万5000円引きの8万1600円になるなど、大幅な値下げで注目を集めています。

6. Yogibo(ヨギボー):11月27日の1日間のみ

Yogibo(ヨギボー)ブラックフライデー2020
▲Yogibo(ヨギボー)ブラックフライデー2020:公式サイトよりキャプチャ

「人をダメにするソファ」として親しまれるYogiboでは、ストア内全商品は10%オフに。

Yogiboの代表的な商品である「Yogibo Double」は50%オフで、通常5万9800円が2万9900円に。

7. イオンスタイルオンライン:11月20日〜11月29日

イオンスタイルオンラインブラックフライデー2020
▲イオンスタイルオンラインブラックフライデー2020:公式サイトよりキャプチャ

ブラックフライデーの火付け役のイオンでは、オンラインと実店舗で同時開催。

ブラックフライデーのオリジナルノベルティつきの「Nintendo Switch」がセール価格になるほか、「クロ」にちなんで960円のマスクが販売されます。

8. ららぽーと:11月20日〜11月30日

ららぽーとブラックフライデー2020
▲ららぽーとブラックフライデー2020:公式サイトよりキャプチャ

三井ショッピングパークららぽーとでは、ららぽーと、ラゾーナ川崎プラザ、ダイバーシティ東京プラザでブラックフライデーが開催されます。

期間中は、モール内店舗でのセールの他、三井ショッピングのクレジットカードやアプリ決済でポイント還元されるポイントアップキャンペーンなども開催されます。

9. アピタ:11月19日〜11月29日

アピタブラックフライデー2020
▲アピタブラックフライデー2020:公式サイトよりキャプチャ

アピタでは、モール内の直営店、専門店にてUCSクレジットカードで支払いするとポイント5倍になるほか、majicaアプリにチャージすると5%OFFチケットを付与などの還元を実施。

また、アピタを運営するユニー株式会社の50周年記念祭も同時開催となっており、最大購入金額全額還元キャンペーン(最大10万円)も実施。

10. ドン・キホーテ:11月20日~11月29日

ドン・キホーテブラックフライデー2020
▲ドン・キホーテブラックフライデー2020:公式サイトよりキャプチャ

ディスカウントストアのドン・キホーテでは、全国のドン・キホーテ系列店舗(一部店舗を除く)において、「MEGAブラックフライデー」を実施します。

ブラックフライデー福袋の販売や日替わり限定特価商材の販売を予定しています。

11. ミニストップ:11月16日〜12月1日

ミニストップブラックフライデー2020
▲ミニストップブラックフライデー2020:公式サイトよりキャプチャ

ブラックフライデーの火付け役のイオンの系列であるミニストップもコンビニとしては珍しくブラックフライデーに参戦しています。

期間中、「Wチーズカツドッグ」(通常価格220円)が150円になるなどホットスナックがお得になるほか、「Xフライドポテト」3個分が入った「バケツポテト」が「クロ」にちなんで396円で4日間限定登場します。(本項すべて税抜き表示)

12. LOFT(ロフト):11月20日~11月29日

ロフトブラックフライデー2020
▲ロフトブラックフライデー2020:公式サイトより

ロフトでは全国のロフト126店舗ロフトネットストア(企画により一部除外店舗あり)で「LOFT BLACK FRIDAY」を開催。ロフト限定商品が最大50%オフになるセールのほか、ロフトアプリ会員限定の「ロフトク」キャンペーンも同時に実施しています。


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