Facebookページ(ビジネスアカウント)の作り方は?個人アカウントとの違い・登録するメリットまで徹底解説

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Facebookには、ビジネスで利用することを目的としたFacebookビジネスアカウント(Facebookページ)があります。このアカウントを用いることで、個人アカウントではできないさまざまなビジネス機能を利用でき、ユーザーへ向けたPRとして大きな効果をもたらすことが期待されます。

しかし、Facebookの個人アカウントとFacebookページの違いや、活用方法をあまり理解していない場合、機能を存分に活用することは難しいです。

本記事では、個人アカウントとFacebookビジネスアカウントの違いやFacebookビジネスアカウント(Facebookページ)の作成方法、活用方法を画像つきでわかりやすく解説します。
広告や代行業者を利用する場合については、その費用なども解説します。

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Facebookページ(Facebookビジネスアカウント)とは?

「Facebookページ」は、2013年まで「ビジネスアカウント」と呼ばれていた機能が名称を変更したもので、Facebookにおけるビジネス向けのアカウントです。

Facebookページを作成すると、自社の商品サービスなどをプロモーションする際に大いに役立ちます。

また、FacebookやInstagramで広告を出稿する際には、必ずFacebookページを作る必要があります。

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Facebookページと個人用アカウント、7つの違い

まず大きな違いとして、個人アカウントでは検索エンジンの上位に表示することは困難ですが、Facebookページを利用することで、検索エンジンの上位に表示される可能性があります。他にも個人アカウントとFacebookページとの違いはたくさんあり、その内容として主に下記の表に示すものがあります。


個人アカウント Facebookページ
登録 実名のみ 会社名や商品名なども可能
友達申請 最大5,000人まで可能 不可
公開範囲 Facebook登録ユーザー間のみ 一般検索ユーザーまで可能
リアクション いいね!、コメント投稿可能 いいね!、コメント投稿不可
広告配信機能 なし あり
予約投稿機能 なし あり
インサイト解析機能 なし あり
管理者複数共有 不可 複数人で共有可能

個人アカウントと異なり、Facebookページではビジネス利用に特化した機能となっています。

Facebookページは、商品名やサービス名をアカウント名に設定できるため、ページの詳細を見なくてもどのような商品を取り扱っているアカウントであるかが、一目でわかる仕様にできます。

さらに、公開範囲が個人アカウントよりも大幅に広がっていることも特徴です。Facebookに登録しているユーザーでなくてもFacebookページであればページを閲覧できるため、より多くの人にPRできることが期待されます。

Facebookでは、Facebookページと個人用アカウントは明確に区別されています。主な違いを3つにまとめます。

1. Facebookページは、複数のアカウントを所有できる

個人用アカウントは一人につき1アカウントしか作れませんが、Facebookページは複数作れます。

これにより、複数の事業やブランドを一人で担当している場合は事業やブランドの数だけFacebookページを作成できます。

2. Facebookページは、複数人で管理できる

Facebookページでは、1つのアカウントを複数人で管理できます。これは個人アカウントでは禁止されています。

3. 個人アカウントの商用利用は禁止

個人用アカウントの商用利用は規約違反となり、アカウントの停止処置を受ける可能性があります。「商用利用」には、会社名などでの登録、商品サービスの紹介・販売といった活動が当てはまります。

そのため、事業者がFacebookを活用したマーケティングを行う際には、必ずFacebookページが必要となります。

実際に作成してみよう:Facebookページ作成の流れを3ステップで解説

ここからは、Facebookページを作成する実際の手順を画像と共に解説します。

Facebookページの作成には、まず個人用アカウントでFacebookにログインしていることが必要です。

Facebookページを作成した後は、メニューから簡単にFacebookページと個人用アカウントを切り替えられます。

※今回紹介する手順は2020年11月に記録したものです。将来のFacebookの仕様変更により、実際の手順には変更が生じる可能性があります。

1. 個人アカウントにログインし、Facebookページ作成画面を開く

まず、Facebookに個人用アカウントでログインします。

ニュースフィード画面が表示されたら、右上の「+」ボタンをクリックし、「作成」メニューの中から「ページ」を選びます。

Facebookページ 作成
▲[1. 個人アカウントにログインし、Facebookページ作成画面を開く]:口コミラボ編集部作成

2. Facebookページの基本的な情報を入力する

次に「ページの設定」という画面が表示されます。

ここでは「ページ名」に事業名やブランド名を入力し、カテゴリ」に事業やブランドが属するカテゴリを入力します。

他にも事業の説明やプロフィール写真、カバー画像などをアップロードできますが、必須ではありません。

ただし、これらの項目を充実させることでより魅力的なFacebookページが作成できるため、記入できる情報は可能な限り記入するとよいでしょう。

▲[2. Facebookページの基本的な情報を入力する]:口コミラボ編集部作成
▲[2. Facebookページの基本的な情報を入力する]:口コミラボ編集部作成

ここで入力した項目は後からでも変更できますが、ページ名の変更には審査が必要です。誤った名称を入力することのないよう注意しておきましょう。

3. 「保存」をクリックし、Facebookページを公開

全ての入力を終えたら、左下の「保存」ボタンをクリックします。

「ページを管理」という画面が表示されると、作成したFacebookページが公開されています。

▲[3. Facebookページが公開される]:口コミラボ編集部作成
▲[3. Facebookページが公開される]:口コミラボ編集部作成

この画面からは投稿を作成したり、受け取ったメッセージに返信したり、アクセス数などの統計を分析できます。

Facebookページを作成するメリットは?

ここでは、Facebookページを作成する3つのメリットを解説します。

1. 無料、かつ簡単に作成できる

Facebookページは無料で、簡単に作成できます

たとえば一から公式Webページを作成するとなると、サーバー費用、Webページ制作費用、そして維持費用など、数多くの費用と多くの時間を費やさなければなりません。

一方、Facebookページの作成は無料かつ簡単な手順で作成でき、維持費用も最小限で済むため、コストパフォーマンスに優れたプロモーション手段だといえます。

2. Facebookユーザーのニュースフィードに情報を配信できる

たとえばクライアントや消費者に向けてメールマガジンを配信する場合、企業側がメールアドレス登録用のフォームを設けるなどして、相手のメールアドレスを取得しなければなりません。

一方Facebookでは、個人用アカウントのユーザーがFacebookページをフォローすると、そのユーザーのニュースフィードにFacebookページの投稿が自動的に配信されます。

ニュースフィードはTwitterのタイムラインと似た役割を持っており、ホーム画面の中央に表示され、Facebookを開いた際に多くの人が最初に目にする部分です。

これにより、Facebookページにて発信した最新情報を事業に興味を持っているユーザーに向けて、より手軽に情報発信できます。

さらに、今後はFacebookページ専用のニュースフィードが登場しFacebookページとそのフォロワーが交流できるようになるほか、Q&AフォーマットによりFacebookページの持ち主がフォロワーからの質問に答えられる仕組みも順次実装される予定です。

※1月22日追記
これまではFacebookページのフォローのほか、「いいね!」を押すことでもニュースフィードに情報配信されました。しかしFacebookは2021年1月6日、Facebookページへの「いいね!」を廃止し、フォローに一本化することを発表しました。

3. 分析機能が利用できる

Facebookページには、「インサイト」と呼ばれる分析機能があります。

この機能を活用すると、フォロワー数の増減やリンクのクリック数といったエンゲージメント(反応)を分析できます。

自動的にフォロワー数やエンゲージメント数の推移がグラフ化されるため、自分でデータを整形せずに分析できるのも魅力の一つです。

Facebookページ(ビジネスアカウント)にかかる費用

Facebookページを開設する際に費用はかかりませんが、有料コンテンツを活用する場合は別途料金が必要となります。

この項では、有料コンテンツにはどのようなものがあるか、また、料金のシステムや外部委託をした場合の大まかな予算について紹介します。

Facebookページの有料コンテンツ

Facebookページでは、スポンサー記事広告が有料コンテンツとして設けられています。スポンサー記事はFacebookページに「いいね!」をしたユーザーの友達に対して配信できる広告を指します。

一方、Facebook広告はFacebook内のさまざまなページに表示されます。Facebook広告の課金方法としては、クリック課金とインプレッション課金の2種類が代表的なものとなっています。

Facebook広告の出稿費用は広告主が自ら設定でき、キャンペーンや広告セットごとの設置が可能です。1日の上限予算や掲載期間内を通した上限予算も設定できるため、予算オーバーなどの懸念を減らせる点が魅力的です。

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Facebookの広告料金請求のしくみと1日の予算

Facebookにおける広告料金の請求は、予算と消化金額で管理されています。設定した予算を超える料金を請求されることはありませんが、この2つの意味を理解しておくことは、広告料金を設定する上で重要です。

予算は広告の掲載で消化する予定の金額であり、消化金額は実際に支払うことが決定している金額をさします。1週間の平均金額が設定されており、日々の最適化項目によってほぼ1日の予算に相当する結果が出るようになっています。

例えばある日に多くの成果が期待される日があった場合(イベント開催日など)、1日の予算のうち最大25%を超えた金額を消化することがあります。この仕組みが好ましくない場合は、通算予算を検討した方が良いかもしれません。

この予算と消化金額の仕組みは、広告の配信と設定された予算の消化を可能な限り効率的かつ効果的にするための工夫がなされています。このような柔軟な対応をとることで動きの激しい広告オークション市場でもビジネスチャンスを逃さず広告を有効的に活用できることが期待できます。

他社に運用を外注する場合

「SNSの運用を考えているが、忙しくて時間がとれない」といった場合、「SNS運用代行会社」を利用すると良いでしょう。作業範囲や代行会社によって料金は変動しますが、基本的に月数万円から数十万円の費用がかかります。

10万円以下では、主に記事作成や投稿代行に限定されることが多く、企業のSNSで重要視されているコメントへの反応や返信などは数十万円のコースから対応されることが多くあります。

そのため、代行を依頼する際には金額と代行内容をしっかりと確認することが重要です。

自社に合った方法でアカウントの運用を

Facebookページは、個人アカウントよりもビジネス利用に向いた機能を豊富に実装しています。Facebookページの開設そのものは無料であり、ユーザーアカウントさえ取得していれば誰でもページを作成することが可能です。

Facebookページには商品だけでなく、企業の住所やWebサイトのリンクなど、多くの情報をまとめて掲載できます。そのため、ユーザーも広告からFacebookページを閲覧した際に、購入までの動線がわかりやすく、購入に至りやすいと考えられます。

さらに、広告費も企業側で設定することが可能であるため、決められた予算内でより効果的な広告をすることも容易なシステムとなっています。自社に合うプランでアカウントを運用することで、さらなる集客が期待できます。

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