Chompy(チョンピー)とは/どんなサービス?新しいフードデリバリー

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コロナで打撃を受けた外食産業を牽引する存在として、昨今目覚ましい拡大を遂げているフードデリバリー業界に2020年2月、新たなプラットフォームChompyが誕生しました。

Chompy(チョンピー)は日本のスタートアップ企業であるシンが立ち上げたインターネットサービスです。フードデリバリーサービスにこれまでなかった複数をまとめて注文することによる優遇を設定しています。

「人と人とのつながり」に重点を置く同サービスは、個人店への特化、作り手の顔が見えるサービス設計に加えて、「まとめて注文」による配送料無料・配送業務の大幅な効率化を実現しています。それによって、「1注文・1配達」という原則のもと成り立ってきた業界へ、新しい風を吹かせています。

現在は渋谷駅周辺にエリアを限定しているものの、今後は順次展開エリアを拡大する方針としており、昨今大きな期待を集めている注目のサービスであるといえるでしょう。

本記事では、Chompyの特徴や出典方法について、同社のビジネスモデルに沿って解説します。

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Chompyとは

Chompy」とは、昨今急速にシェアを拡大しているフードデリバリー市場において、2020年2月にローンチした新しいプラットフォームです。

Chompy」を運営する株式会社シンは、「人から人へ「おいしい」をお届けする、温もりを感じられる国内発のフードデリバリーサービス」を掲げ、加盟店にはチェーン店ではなく、個人経営の店舗を中心としています。

さらに、配達員としては経験の長いベテランを起用している他、研修時にはホスピタリティ研修を実施することにより、質の高いきめ細やかなデリバリーサービスの提供を実現しています。

ビジネスモデルとしては、ユーザーは無料の会員登録により利用でき、取引時にユーザーがChompy事務局へ商品代金に加えて送料(300円)を支払う仕組みとなっています。

配達員はUberと同じく成果報酬が基本となっているものの、一定条件を満たすことで時給保証もされるハイブリッド型となっています。

一方、加盟店側は加盟時の初期費用10万円に加え、税込30%の取引手数料を支払う仕組みとなっています。

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特徴1. 個人店が中心

地域に根ざした「食のインフラ」を目指す同サービスは、他の大手フードデリバリーサービスとは異なり、個人店に特化することで他社と一線を画しています。

デリバリーに適したメニューやパッケージのアドバイスに加え、写真撮影や「店長からの一言」の掲載など、ユーザーへの訴求力に優れたUX・UIを提供しています。

こうしたデザインは満足度の高い顧客体験につながっており、運営企業のシンによれば、2020年8月時点での加盟店舗数は400店にのぼっています。

8月までは渋谷駅から3km圏内にて試験運用としていましたが、現在は4.5km圏内にまで拡大しており、今後も展開エリアを順次拡大するとしています。

特徴2. まとめて注文・配達する機能で配送の効率化

さらに、ユーザーは家族や友人、同僚等2人以上でまとめて注文することにより、配送料が無料となる「グループ注文」機能や、11時までの注文により12時台の指定時間にオフィスへ無料で配送する「オフィスランチ便」などの機能が利用できます。

これらの機能により、「1注文・1配達」が基本とされたきた業界へ一石を投じ、配送業務の効率化を実現しています。

そして、フードデリバリー先進国と比べて非常に高額となっていた配送料を抑え、配達員への適切な報酬・研修・補償などの待遇が提供可能となり、ユーザー、飲食店、そして配達員3方へメリットをもたらしています。

なお、配送料無料での注文は昼食・夕食時間帯の1時間前までとなっており、複数店舗を横断した注文も可能な「らくとく便」も展開予定となっています。

特徴3. 作り手の顔が見える

「食のインフラ」としてのサービスを掲げる同社は、ユーザー・飲食店・配達員の三方にとって価値のあるサービスとすべく、それぞれの「顔が見える」という設計にこだわりを持っています。

具体的には、店舗経営者の顔写真や創業秘話、商品へのこだわりなどを店舗ページに掲載することで、フードデリバリーという選択肢を単なる販路の一つではなく、ファン作りをも図れるよう、活用の幅を広げています。

また、加盟店側にもユーザーのアイコンと過去の注文回数が表示されるため、リピーターの把握がしやすい仕組みとなっています。

このように、双方向で人と人とのつながりを感じやすい場づくりは、同サービスの大きな特徴の一つといえるでしょう。

Chompyのサービス内容について

渋谷駅を配達の中心としているChompyは、300円の配送料が基本ではありますが、「まとめて注文」機能を活用することによって、配送料無料での注文が可能です。

ここでは、Chompyが対象としている配達エリアと提供時間、および配達手数料の詳細について解説します。

配達エリアと提供時間

サービス開始当初は渋谷駅から半径3km圏内に限定していましたが、現在は半径4.5km圏内にまで拡大し、渋谷区・目黒区・港区・世田谷区・新宿区・品川区を対象に、10時から深夜0時まで提供しています。

配達手数料は300円だがグループ注文・らくとく便等利用の場合は無料

Chompyの配達手数料は300円です。配送時間は平均30分となっています。

1時間前までの注文で昼食・夕食が指定時間帯に無料で配送される「らくとく便」も展開されています。

エリアごとに設定された中継拠点(軽バン)へ、注文された商品を一度集約する「ハブアンドスポーク方式」での物流を採用することにより、複数注文を一度にまとめて配送することが可能となっています。

「らくとく便」の注文時間・配達時間については、昼食の場合は10時59分までの注文で12時から12時半までの配達、夕食の場合は17時59分までの注文で19時から19時半までに配達が依頼できます。

出店するには?申し込みや審査について

Chompyへの出店をするには、審査に通る必要がありますが、申請はどの事業者でも、公式サイトからのフォームに回答し、送信することで可能となります。

まずはフォームに回答

Chompyへ出店を図る場合、公式サイト上からのフォーム送信が必要となります。

メールアドレスや店舗名、店舗住所、法人名、担当者名、担当者電話番号等など、項目に沿って入力します。

店舗は審査制

個人経営の店舗に特化し、「どれを食べても美味しい」を目指すChompyへの加盟店は審査制となっているため、どの店舗でも加盟可能ではない点に、注意が必要です。

なお、審査方法は非公開となっています。

Chompyはローカル最適化で顧客と店舗をつなぐサービス

コロナ禍の2020年2月、国内で誕生した新たなフードデリバリーサービスであるChompyは、個人店に特化する形でサービスを開始しました。そして、わずか半年程度で加盟店舗数が400店を突破するなど、順調にシェアを拡大しています。

その背景には、ユーザー側は作り手の顔やコメントが確認でき、また事業者側はユーザーのアイコンや過去の利用回数が確認できるなど、双方向でのつながりを感じることができるサービス設計にあると言ってよいでしょう。

また、まとめて配送による配達手数料無料を実現している点も、大手フードデリバリーサービスとの大きな違いであるといえます。

今後も展開エリアを拡大していくとされる同サービスの動向に、期待が高まっています。

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