飲食店でRPAを活用するには?導入方法・事務処理の自動化メリット・ツール紹介

外食産業は、人材不足、コスト高騰、価格競争にさらされており、十分な利益を確保することが比較的難しい業界です。

近年では、限られた人員をより効率的に適切な配置で活用するためにRPAの導入が注目されています。

本記事では、業務効率化に貢献するRPAの飲食業界における導入場面と代表的なRPAツールについて紹介します。

RPAとは

RPAは、Robotic Process Automationの頭文字をとったもので、ロボットによる業務の自動化を意味します。

RPAの特徴は、パソコン上の定型業務をアプリケーションをまたいで自動化できることで、業務の削減、効率化することを目的として幅広い業界で導入されています。

RPAをなぜ導入するのか

RPAを導入することで、人手不足と長時間労働の解決、業務のマンネリ化解消に向けた効果が期待できます。

日常的に繰り返し行われるパソコンを利用した業務のうち、作業プロセスや判断基準が決まっているものは、RPAの導入により自動化できます。

単純かつ定型的な業務の自動化をRPAに任せることで時短やコスト削減が期待でき、限られた人手で店舗を運営するためのリソースを確保することができます。

飲食店にRPAを導入する理由

経済産業省によると平成29年度の調査では、飲食サービス業の平均営業利益率は3.7%となっており、全業種平均の4.1%を下回る結果となっています。

低賃金長時間労働が課題となっていますが、利益率が低いため人材定着や人材確保のために給与を高く設定することも困難な状態です。

少しでもコストダウンを図り限られた人員を適切に割り振るために、RPAで定型業務の効率化をすることが重要となります。

RPAとは?AIやVBAとの違いと導入のメリットデメリットを解説

RPAとは、オフィスの単純作業を人間に代わりソフトウェアに組み込まれたロボットに実行させることで、業務効率化や経費の削減を行うことです。そこで、本記事では経営者やビジネスマンなら知っておきたいRPAについての基礎知識、さらには導入のメリット、デメリットについて詳しく解説します。RPAの概要の注目されている背景2018年にパーソルテクノロジースタッフが発表した「RPAの導入進捗に関する調査結果」によると、すでにRPAを導入していると回答した企業は35.9%でした。そしてRPAの導入を検討して...


飲食店でのRPAの活用方法・メリット

RPAの導入により定型業務の時短やコスト削減に繋がるため、従業員をより創造的な業務や、経験や判断力が必要な業務に割り当てることができます。

ここでは、飲食店でRPAの導入による効果が期待できる活用方法について紹介します。

各種レポートの作成・報告

RPAの導入は、社内の部門間における数値やデータの報告業務の効率化に寄与します。

各店舗で日々行われる事務的な作業として、日次の売上報告や日報作成が挙げられます。また、店舗を統括する本部では各店舗からの報告を集計する業務の自動化に活用できます。

RPAは昼夜問わずデータを自動で処理できるため、担当者が不在でも業務が停滞しない点が特徴です。人間による作業ではミスが起こる場面でも、RPAは予め設定した基準通りにミスなく処理をこなすため、RPAの得意とする作業と人間の必要な作業を洗い出し、適切に割り振ることが大切です。

レジ締め作業

レジ締め業務は、ミスや差異が発生しないよう細心の注意を払って行われる作業の一つです。

現金の集計を自動化するためには専用の機器を導入する必要がありますが、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済を利用された金額の集計にはRPAの活用による効果が期待できます。

各店舗ごとに時間をかけて人の手で集計するのではなく、データを集約したうえでRPAでの一括処理をすることで時短を図ることに成功した事例もあります。

閉店作業の効率化のためにレジ締め業務の省力化に取り組むことで、コスト削減効果が期待できます。

発注作業

売上、食材の在庫数、販売予想などをもとに自動的に発注を行うシステムとしてRPAが活用できます。

天候やイベントなど過去の実績をもとに、発注数を自動的にコントロールすることで最適な仕入れ状況を作り上げ、売上増加に貢献した事例もあります。品切れによる販売機会の損失を最小限にし、無駄な仕入れをなくして廃棄量を削減するうえでRPAによる自動発注の活躍が期待できます。

また、各店舗からの発注情報をもとに取引先に対して発注する際のフォーマットの自動作成も可能です。手作業で発注数量を転記する必要がなくなり、ミスの削減と時短に貢献します。

RPAツールの紹介

RPAの導入をきっかけに業務全体の見直しと効率化を図る意識を持ち、業務内容やスクリプトなどを整理し現状を把握することが大切です。

具体的にRPAを導入する作業内容を決定したうえで必要な機能を搭載したRPAツールを選び、効果を検証したうえで導入することが一般的です。

WinActor

WinActorはNTTデータが販売するRPAツールで、完全日本語対応のインターフェイスと充実したサポート体制が特徴です。

製品紹介ページによると2020年5月時点においてWinActorは、金融業、物流・小売業など幅広い分野の5,000社を超える企業に導入されています。

また、ExcelやWord、Internet Explorerを利用した日常業務を効率化するうえで参考となるナレッジの紹介がされています。

Windowsを搭載したパソコン上で行っている定型業務であれば、あらゆるソフトウェアの自動操作を実現し効率化できます。

システム開発の経験がないユーザーでも安心して利用できる環境が整備されています。

UiPath

UiPathはUiPath社が提供するRPAツールで、機能に制限があるものの無料ライセンスで利用できるため、1台のパソコンから導入して手軽にRPAの効果を検証できます。

複数ライセンスでの使用やグループ、組織全体で利用する場合には、規模に応じたライセンスを購入することで適用範囲を拡大できます。

業務を自動化するための開発、実行をするソフトウェアだけでなく、効率化が期待できる業務の自動分析や、RPAの導入による効果の検証などを行うソフトウェアも付属しています。

また、AIを活用した高度な機能を実装することもできます。

現在は日本語インターフェイスにも対応しており、2019年には国内導入企業数が1,000社を突破しました。

WorkFusion

RPA ExpressはアメリカのWorkFusion社が提供するRPAツールで、日本語には現在対応していませんが高機能なツールとして世界中で利用されています。

一部機能制限のある無料版ライセンスと有料版ライセンスが用意されており、有料版限定の高機能なツールは30日限定で試用できます。

また、同社の提供するRPAソフトとしてAI機能を搭載したSmart Process AutomationをNECが国内向けに提供しています。

業務全体を包括的に効率化することが期待できるとして国内企業でも導入が進められています。

RPA導入によって業務の効率化を

人手不足解消や、働き方の改善が急務となっている飲食業界においては、業務効率化の一環としてRPAを導入し、人間が必要とされる業務へ効率的に人員を割り振ることが必要です。

日々の事務作業において自動化できる定型業務を見つけ、業務時間削減に向けた取り組みをするうえで、RPAの導入は一つの解決策となります。

業務に適したRPAツールを選択し、費用対効果を十分に検証した上で導入することが大切です。

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