Google マイビジネスの検索ワードを調べる|ローカルSEO(MEO)対策に役立つインサイト機能

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Google マイビジネスの管理メニューの「インサイト」では、ユーザーがどのような検索ワードを使ってページまでたどり着いたかなどを分析できます。店舗のある地域を訪れるユーザーのニーズを把握したり、実際に足を運んでもらうための情報発信に活かしたりすることができます。

本記事では、Google マイビジネスとインサイト機能の概要、インサイト機能を使ってみられる検索語句を運用に役立てる方法を紹介します。

関連記事:もっと活用!Google マイビジネスで追加すべき情報とは?


Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
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Google マイビジネスのインサイト機能

Google マイビジネスのインサイトでは、ユーザーがビジネス情報にアクセスまでの経路や、その後取った行動についてのデータが参照できます。

このデータを見るには、Google マイビジネスで管理する店舗や施設の情報を開き、左に並ぶメニューから「インサイト」を選択します。

Google マイビジネスの「インサイト」を開いた画面
▲[Google マイビジネスの「インサイト」を開いた画面]:編集部スクリーンショット

インサイトでは以下の項目が見られます。それぞれ「1週間」「1か月」「四半期」の期間を設定し、確認できます。

  • ビジネスプロフィールの表示につながった検索(ビジネスの検索に使用された検索語句)
  • ユーザーがあなたのビジネスを検索した方法
  • ユーザーがビジネスを見つけた Google サービス
  • ユーザーの反応
  • ルートのリクエスト
  • 電話
  • 写真の閲覧
  • 写真の枚数
  • ビジネスが認知されている要因

それぞれについて説明します。

Google マイビジネスのインサイト機能で確認できるデータ

ビジネスプロフィールの表示につながった検索」では、ユーザーがどんなキーワードで自社のビジネス情報にたどりついたかについて、キーワードごとの件数とあわせて確認できます。

2021年1月中旬現在、ユーザーが利用したキーワードと件数は、「インサイトメニューの上部「新しいプロフィールのパフォーマンスを確認する」をクリックし現れるレポートの下方にある「ユーザーがビジネスを見つけた経路」に表示されます。

Googleは、2020年11月より検索クエリ(検索に使用された語句)を、検索のパフォーマンス レポートに移動する作業を進めており、この変更は2021年1月に完了する予定です。

<参照>Google マイビジネス ヘルプ:インサイトについて

「インサイト」メニューの上部「新しいプロフィールのパフォーマンスを確認する」から「ユーザーがビジネスを見つけた経路」を表示させる
▲「インサイト」メニューの上部「新しいプロフィールのパフォーマンスを確認する」から「ユーザーがビジネスを見つけた経路」を表示させる:編集部スクリーンショット


「ユーザーがあなたのビジネスを検索した方法」では、店舗の名前や住所で検索したのか、カテゴリサービスで検索したのかなど、その検索キーワードのタイプについて回数が確認できます。

Google マイビジネス「インサイト」の「ユーザーがビジネスを検索した方法。直接、間接、ブランド名の3つのタイプで分類されている
▲[Google マイビジネス「インサイト」の「ユーザーがビジネスを検索した方法」]:編集部スクリーンショット



「ユーザーがビジネスを見つけた Google サービス」では、ユーザーが店舗情報を見つけたのがGoogle 検索なのか、Google マップなのかを確認できます。

Google マイビジネス「インサイト」の「ユーザーがビジネスを見つけたGoogle サービス」
▲[Google マイビジネス「インサイト」の「ユーザーがビジネスを見つけたGoogle サービス」]:編集部スクリーンショット

「ユーザーの反応」では、ビジネス情報に掲載してあるウェブサイトへのアクセス、ルートの検索、電話をかける、メッセージの送信のいずれかのアクションの回数が表示されます。

Google マイビジネス「インサイト」の「ユーザーの反応」
▲[Google マイビジネス「インサイト」の「ユーザーの反応」]:編集部スクリーンショット


「ルートのリクエスト」ではルートを検索したユーザーが、そのアクションのタイミングで所在した地域が表示されます。

Google マイビジネス「インサイト」の「ルートのリクエスト」
▲[Google マイビジネス「インサイト」の「ルートのリクエスト」]:編集部スクリーンショット

「電話」では、電話をかけたタイミングと回数が確認できます。かけたタイミングは、曜日や時間帯別に表示できます。

Google マイビジネス「インサイト」の「電話」
▲[Google マイビジネス「インサイト」の「電話」]:編集部スクリーンショット

「写真」では写真の閲覧回数について、ビジネスの顧客からの回数と同業他社からの回数が確認できます。

Google マイビジネス「インサイト」の「写真」
▲[Google マイビジネス「インサイト」の「写真」]:編集部スクリーンショット

「写真の枚数」では、同業他社と比較し自社のビジネス情報投稿されている写真の枚数が多いのか少ないのかを確認できます。

Google マイビジネス「インサイト」の「写真の枚数」
▲[Google マイビジネス「インサイト」の「写真の枚数」]:編集部スクリーンショット

「ビジネスが認知されている要因」は、レストランやカフェに対するユーザーの意見が確認できます。

MEO対策とは|意味・集客効果の高い業界・具体的な手法を解説

※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!


「ビジネスの検索に使用された検索語句」とは?どのようにローカルSEOに活かせるか

ユーザーが自社のビジネス情報にたどりついた検索語句は、ローカルSEOMEO)の効果測定や、今後のローカルSEOMEO)の方針を決める上でも役立ちます。

この項目では、Googleマイビジネスで確認できる検索クエリ「ビジネスの検索に使用された検索語句」の利用について紹介します。

検索クエリである「ビジネスの検索に使用された検索語句」

※以下の操作画面は2020年9月時点のものであり、レポートの表示形式の移行期間である2021年1月現在「ビジネスの検索に使用された検索語句」は、インサイトメニュー上部の「新しいプロフィールのパフォーマンスを確認する」から確認できます。

Google マイビジネスにある「インサイト」のメニューでは、ユーザーが店舗の情報にたどり着くために使用した検索語句が表示されます。検索語句は「検索クエリ」とも呼ばれます。

検索クエリの集計対象となる期間は、その他のメニューと同じく「1週間」「1か月」「四半期」から設定できます。

Google マイビジネス「インサイト」の「ビジネスの検索に使用された検索語句」
▲[Google マイビジネス「インサイト」の「ビジネスの検索に使用された検索語句」]:編集部スクリーンショット

検索クエリは、ユーザーの顕在的、潜在的ニーズを反映したものです。

このような語句を投稿や口コミの返信に含めることで、ユーザーのニーズに応える商品が自店舗にあることをアピールできます。

それだけでなく、その情報がユーザーの役に立っているとGoogleに判断されると、検索結果でユーザーの目につく位置に表示されることが期待できます。

データが十分でない場合は?

Google マイビジネスで確認できる情報だけでは、ユーザーのニーズをつかみきれず、投稿の内容や口コミ返信の文面にどのような工夫をするべきか判断がつかないという場合もあるでしょう。

このような場合は、Google 広告にあるツールのキーワードプランナーなど他のツールを利用して、見込み顧客にアプローチできるキーワード(検索クエリ)を設定し投稿に活かします。

キーワードプランナーはGoogle 広告のサービスの一つで、キーワードごとの月間検索数の見積もりを確認できます。

「ユーザーがビジネスを検索した方法」とは?それぞれの検索数を理解

Googleマイビジネスのホーム画面にある「検索数」項目では、ユーザーが入力した検索語句のタイプや、検索数を調べられます。

この画面を参照することにより、ユーザーが自社のブランドや商品をどのように認知しているかを把握できます。

この項目では、Googleマイビジネスで確認できる4つの検索数について整理します。

合計検索数

「合計検索数」は「直接検索数」「間接検索数」「ブランド名検索数」すべての種類の検索の数をあわせたものです。

直接検索数

「直接検索数」は、店舗の名前や住所など、店舗を特定するキーワードでの検索回数です。

お店のことを調べようとしている、店が話題になった、店でやるイベントや店のことを知りたい、最寄り駅から行き先を検索してる、店に向かっているが迷ったという場合の検索が、この数字に含まれます。

直接検索数が少ない場合、店自体が話題になっていない、地域で認知されていない可能性が高いです。知名度を上げる施策をうち、この数字が増加するかどうかで施策の結果を推し量ることができます。

知名度を上げるためには、公式ブログやSNSで情報発信を定期的に行ったり、地域限定でチラシを配ったり、思わず写真に取りたくなるディスプレイをしたりといったことが考えられます。このほか、地域を紹介しているブロガーに取材を依頼する、地域の情報サイトに掲載する、口コミを依頼することも有効でしょう。

間接検索数

間接検索数」は、製品やサービスの名称、またはサービスカテゴリでの検索の数です。

この数字が確認できる場合は、サービスカテゴリでウェブ検索した時に検索上位にいる場合や、店舗が所在するエリアでそのサービスカテゴリで検索した時にマップ表示順位が高いということが考えられます。

また間接検索数があまり大きくない場合、提供してるサービスカテゴリーで認知されていないという状況が考えられます。この状況を変化させるには、提供してる商品サービスをウェブサイトやブログ、SNS、Google マイビジネスの投稿機能を使った情報発信が効果的です。

直接検索数の場合と同じく、口コミを依頼して、口コミの形でウェブ上に情報を増やすことも、結果として認知度の向上と間接検索数の増加につながると考えられます。

ブランド名検索

「ブランド名検索数」は、自社が販売する物やサービスが関連するブランド名での検索の回数です。複数の拠点があるフランチャイズの場合などが考えられます。 

そのブランドがどの程度認知されているのかや、時間による変化が確認できます。

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インサイト機能を活用して効果的なローカルSEOMEO)の施策選定

Google マイビジネスにある「インサイト機能」ではクエリ(どんなワードで検索されたか)と、運営するお店や施設がGoogleのユーザーにどのように認知、検索されているかということ、またそれらの数が確認できます。 

このように管理画面に備わっている機能を活用することで、ユーザーの傾向や、利用されるキーワードの特性を踏まえ、ローカルSEOMEO)の施策を講じやすくなります。

ローカルSEOの基本的な考え方は「マップユーザーが検索を行った時に、欲しいと思う情報をしっかりと提供すること」です。インサイト機能を活用することで、それらのヒントを得ることが可能です。

たとえば味噌ラーメンが売りの店舗であれば、「味噌ラーメン」、「ラーメン」と周辺エリアで検索された際しっかりと表示されるには、「味噌ラーメン」、「ラーメン」から連想される説明文章、キーワードが、公式サイトやGoogle マイビジネスの説明文に自然な形で入っていることが重要です。自社の「味噌ラーメン」、「ラーメン」について公式サイト等で十分な情報を提供できていることも重要です。 

<参照>

Google マイビジネス ヘルプ:Google マイビジネスへようこそ

Google マイビジネス ヘルプ:インサイトについて

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口コミラボ編集部

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