2020年8月26日、Googleは自社サービスに関する最新情報を発表するサイト「The Keyword」にて、Googleマップをアップデートしたことを発表しました。
今回のアップデートでは、Googleマップのアプリに搭載されている「保存済み」タブに3つの新機能が追加されます。
<注目ポイント>
- 最近「保存」した場所が表示されるように
- 位置情報を元に、近くにある「保存」した場所を表示:事前に「保存」されている店舗が有利に
- 「保存」した場所の下に、最近の訪問場所を表示:リピーター集客の可能性
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Google マップの「保存」機能とは
Googleマップには、地図上に表示される場所を保存し、あとでみられるようにする機能があります。
「保存済み」タブを押すとリストの一覧が表示され、見たいリストをタップすると保存した場所が表示されます。
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Google マップの「保存済み」タブに3つの新機能が登場
今回Googleマップに追加された新機能はいずれも「保存済み」タブに関するもので、「最近保存した場所の表示」「近くにある保存した場所の表示」「最近の訪問場所の表示」の3つとなっています。
これらの新機能は、段階的に全ユーザーへ向けて配信される予定です。
今回発表された3つの新機能について、以下で詳しく解説します。
1. 最近の保存履歴
まず1つ目のアップデートとして、「保存済み」タブの上部に最近保存した場所が写真とともに表示されるようになりました。
最近保存したものの、名前が思い出せない場所があるときでも簡単に場所を探せるようになります。
2. 付近の保存した場所
最近保存した場所の一覧の下には、位置情報を元に、「付近の保存した場所」が表示されるようになりました。
今いる場所の近くにある保存した場所がよりわかりやすくなるため、例えば事前に旅先の行きたい場所を数多く保存するような使い方をしているユーザーにとっては、現地で近くに保存した場所があるかを簡単に把握できるようになりました。
これまでのGoogle マップへの最適化施策は、店舗の近くに来たユーザーのGoogle マップに表示されるよう、Google マイビジネスを通じてビジネスリスティングの情報を充実させるといったものが主流でした。
しかし、今後はマップに「保存」されるようにする施策も重要になってくるかもしれません。
たとえばSNS投稿の際、店舗の地図情報を載せるといった工夫をし、ユーザーにGoogle マップで店舗情報を保存してもらうことが来店率の向上につながるかもしれません。
3. 訪れた場所
近くにある保存した場所の一覧の下には、訪れた場所が表示されるようになりました。(ロケーション履歴をオンにしている場合)
これにより、最近訪問した場所の名前を思い出せない場合や、訪問した場所を振り返りたい場合にも「保存済み」タブが活用されると考えられます。
店舗側から見れば、一度訪問したユーザーがGoogle マップの情報を見て、再度訪問してくれる可能性が高まるというメリットがあります。
店舗や施設は今後、Google マイビジネスを活用し写真を投稿するなどして、ユーザーの印象に残るようにしたり、訪問意欲をかきたてるような形で訴求したりしてリピーター集客を目指すこともできるでしょう。
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Google マップ活用で、店舗の近くにいる見込み顧客へアプローチ
Google マップにはありとあらゆる店舗や施設の情報が掲載されており、簡単に行きたい場所を探せるため多くのユーザーを獲得しています。
店舗や施設を持っている事業者はGoogleマイビジネスを通じて掲載される情報を管理することで、Google 検索や Google マップのユーザーに向けてその魅力を伝えることができます。
Google マップでの検索や地域名の入った検索では、検索ユーザーの訪問意欲が比較的高いと考えられます。ユーザーが訪問を検討する際に知りたい営業時間などの基本情報に加え、こうした見込み顧客の行動を促すことができるように、写真や商品の特徴などを更新するといった形で活用していくべきでしょう。
<参考>
Google The Keyword:3 easy ways to maximize the new Saved tab in Google Maps
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