スーパーのコロナ対策|感染しない・させないための店舗対策事例3選

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新型コロナウイルスの影響で、多くの企業が被害を受けています。

政府は密閉・密集・密接の「三密」を避け、人とのソーシャルディスタンスを取るように呼びかけました。

しかしスーパーなどの小売店に買い物にいく場合「三密」の状況になってしまうことが多く、店舗では感染が発生しないよう対策をとることが必要です。

今回の記事では感染対策の具体例、感染防止に取り組んでいるスーパーの事例を紹介します。

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スーパーのコロナ対応

スーパーでは店舗内で従業員ならびに顧客に感染者が出ないように様々な対策を取る必要があり、感染拡大防止対策に取り組むことで顧客お安心して利用することができます。

ここからは実際にどのような対策を取るべきか、具体例を紹介します。

ソーシャルディスタンス・消毒・清掃・接触防止対応・商品の陳列

ソーシャルディスタンス

顧客同士がソーシャルディスタンスを取れるような仕組みが必要です。

買物をしている際は顧客同士が距離をとっていたとしても、レジ付近では混雑してしまいます。

そこでレジ待ちの床に間隔を空けた待機する場所を記したサインを設置するなどが効果的です。

消毒・清掃

ドアの取手や買物カゴ、カートの手すり、など顧客がよく触れる部分は定期的に消毒を行うことも必須です。

接触防止対応

レジ待ちで顧客同士がソーシャルディスタンスをとったとしても、レジ精算の際には店員と顧客との距離が近くなってしまいます。

そこでレジと顧客との間に透明な仕切りを作ることで、顧客と店員の接触及び飛沫感染を防ぐことができます。

商品の陳列

スーパーではコロナ禍以前、お惣菜はバラ売りで、顧客が好きなものをとっていくバイキング形式が一般的でしたが、それでは感染のリスクが高いため、バラ売りからすでにパックや袋に詰めてあるものを販売することで感染拡大防止につながります。

販売時間の調整・チラシ自粛

スーパーは顧客のソーシャルディスタンスだけでなく、店舗の混雑を調整することが求められます。

セール日程が決まった内容のチラシやタイムセールなど、従来であれば一般的な集客方法の一つでした。

しかし現在はそういった販促方法は感染リスクを高めるとして、スーパーでは4月から5月にかけてチラシを自粛する動きが広がりました。

通常時チラシを配ることで顧客は1から2割ほど増えていましたが、混雑を避けるために、この取り組みが行われました。

チラシで特売情報を知らせることは混雑による感染拡大及び品薄状態につながる可能性があるため、注意が必要です。

デジタル強化

外出自粛が続く中で、自宅で利用できるアプリやサービスを利用するスーパーも増えています。

リアルタイムで店の混雑状況を知ることができるよう情報提供することで、顧客はそのデータに基づいて混雑をさけ来店することができます。

さらにインターネットでの食料品や日用品の購入も増えています。

受け渡しの際に玄関に置いてもらうことで人との接触を避けることができます。

また店内での買い物をする際にもっとも人との距離が近くなるレジでの精算では、セルフレジを導入することで感染防止につながります。

店内での顧客同士の感染を防ぐために入店前に検温を行う店も増えてきています。

スーパーの対策事例3選を紹介:イオン、イトーヨーカドー、オーケーストア

イオンイトーヨーカドー、オーケーストアの対策について紹介していきます。

1. イオンの取り組み

イオンは緊急事態宣言後、イオンモールの専門店部門を臨時休業していましたが、5月下旬に全国で営業を再開しています。

イオンでは従業員の体温管理、消毒液の設置、アクリル板の設置などの対策に加え、モール入口には、AI検温ソリューションというものを導入しました。これは顔認識と赤外線カメラにより、従業員や顧客の体温を測定することができます。

さらに出入口の入館管理システムにより、混雑度が一定値を超えると入場制限を実施します。

また、極力店内に入りたくない顧客はイオン羽生店(埼玉県)や小山店(栃木県)、熱田店(愛知県)の駐車場にて、ネットで注文した商品を受け取ることができます。

総合スーパーでは、妊婦や高齢者、身体の不自由な人、ヘルプマークを付けたお客様が優先的に買い物できる時間帯(14~15時)を設けています。

2. イトーヨーカドーの取り組み

外出自粛によりネットスーパーの需要が高まる中で、イトーヨーカドーは6月15日にネットスーパーの注文を行える業界初のアプリをリリースしました。

このアプリによってネットスーパーでの買物がさらに手軽になりました。

さらにイオンと同じように妊婦・高齢者・障がい者の方達が優先的に使用できる「おもいやり優先レジ」を設置しました。

従業員の検温、体調管理、店内の清掃はもちろんのこと、さらに店内での試食を禁止にしました。

3. オーケーストアの取り組み

オーケーストアでの感染対策は主に7項目あります。

  1. 従業員の健康管理
  2. 手洗い・アルコール消毒・うがいの徹底
  3. マスクの着用
  4. 惣菜・ベーカリー部門のバラ売り販売中止
  5. 店内換気
  6. レジに透明の仕切り、従業員の手袋着用義務
  7. 次亜塩素酸ナトリウム(塩素系殺菌剤)の希釈液による消毒

オーケーストアの対策は上記の全国スーパーマーケット協会による「お客様へ5つのお願い」に基づいており、三密を避けることができ、多くのスーパーが参考にできる例です。

スーパーから「お客様へ5つのお願い」

感染拡大防止には、スーパー側の努力だけではなく、顧客の協力も非常に重要です。

全国スーパーマーケット協会は感染防止のために、公式サイトで「お客様へ5つのお願い」を紹介しています。

スーパーは各自これを参考にして顧客への呼びかけを行うと効果的です。その5つの項目は以下の通りです。

  1. マスクの着用を:スーパーに限らず公共の場で推奨されており、感染拡大防止に効果があるとされています。
  2. 入店人数を抑えて:混雑緩和のために来店人数を抑えるようにお願いすることで密集を防げます。
  3. 距離をとって買物を:顧客同士でなるべくソーシャルディスタンスをとってもらうことで感染拡大防止になります。
  4. 短時間で買物を:短時間で買物を終わらせることは店内の混雑を避けることにもつながります。
  5. 不要な問合せは避けて:店頭での在庫の確認や電話でのクレームにより作業がおくれ、さらに混雑を生み出す原因になりかねないので、不要な問い合わせは極力避けるようにお願いすると良いでしょう。

感染しない・させないために、今できるコロナ対策を

新型コロナウイルスにより被害を受けたスーパーや小売店ですが、自社内での感染者の発生や第2波を防ぐためにもスーパー各自が対策を行うことが大切です。

さらに感染拡大防止は店側の努力だけでは不十分で、顧客の協力も必要です。

そのため、店内入り口や店内の目につく場所など数カ所に顧客に向け「お客様へ5つのお願い」を掲示すると良いでしょう。

今後どのような状況になるかわかりませんが、自粛によるネットスーパーの人気など、臨機応変に対応することが求められます。

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