2016年にサービスを開始した地域限定型のSNS「マチマチ」があります。
マチマチという言葉を聞いたことはあるけれど、「一体何ができるサービスなのか」、「どのように活用すべきなのか」と悩まれているマーケティング担当者の方は多いのではないでしょうか。
この記事では、地域の口コミSNS「マチマチ」について、概要から活用方法メリットなどについて解説します。
地域限定型のSNS「マチマチ」とは？
はじめに、マチマチ について、サービスの概要からサービスの特徴について解説します。マチマチは利用者の登録までのハードルが高いと言われていますが、その背景についても解説します。
マチマチの概要
マチマチとは、2016年にサービスが開始された、地域限定のSNS（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）です。
全国の地方自治体と連携を進めながら地域に根差したコミュニティーを形成するサービスです。
このサービスは、「地域のことは意外にも知られていない」、「ネットで検索しても、なかなか知りたい情報にたどり着けない」というような、地域の情報がオンラインで管理されていないという不満から誕生したと言われています。
この地域限定のSNSは、顔と名前が見えるご近所さん同士で、お店や病院の口コミ・行事やイベントの告知・不用品の交換・相談ごとなどを気軽にやりとりができるプラットフォームとして、「地域SNS」や「ご近所SNS」とも呼ばれています。
マチマチの利用状況
マチマチは月間200万人が利用し、20万以上の口コミ情報が掲載されています。
利用者は子育て世代からシニア層まで、幅広く活用されているようです。
またマチマチの特徴として各自治体と連携しており、2020年4月14日時点で28の自治体と提携しています。
なかなか手に入りにくい地域の情報交換ができる場として、利用者を徐々に増やしている状況です。
マチマチの特徴
マチマチの特徴として、「欲しい情報」だけにアクセスできるという特徴があります。
というのも、このサービスはTwitterやFacebookのような不特定多数の人に情報を発信するようなサービスではありません。
地域に住んでいる特定少数の人に情報を発信するサービス設計となっています。
そのため、その地域で必要がない情報が流れてくることはなく、自分に関係がない情報やノイズを遮断し、自分にとって「本当に知りたい情報」や「必要な情報」だけを拾いやすくなります。
その結果、SNS内で双方向的な交流が図られるようになり、ご近所さんとコミュニティを形成できたり、街のちょっとした情報等など気軽に知ることができます。
登録は実名制／ニックネームの利用可
マチマチは、利用するにあたり、「実名」で会員登録を行う必要があります。
他にも、登録の際には住所・メールアドレス・パスワードの入力、電話番号を用いたSMS認証が必要です。こうした本人確認は、安易なアカウント作成を防止し、情報の信頼性を高めることに寄与しているといえます。
一方で、プライバシーの保護についても配慮がなされており、サービス利用時はニックネームの利用も可能となっています。ニックネームは、プロフィールページの「基本情報の編集」から変更できます。
マチマチをマーケティングに活用する方法とメリット
ここではマチマチを活用するメリットとデメリットについてご紹介します。
マチマチを活用するメリット
マチマチは地域密着型のSNSのため、TwitterやFacebook、Instagramを活用するよりも、地域や近所に特化した情報発信を効果的に行うことができます。
マチマチの機能である「ページ」を活用し、店舗の情報発信をすると良いでしょう。
マチマチを活用する際の注意点
個人で利用する場合は、自身の情報をできる限り詳細に登録し、地域の方に向けて自らコミュニティに参加したいという意思表示をすると良いでしょう。
また、こまめに口コミをチェックし、発信者に対してコメントを残したり、また自らが有益だと思った情報を発信したりすることで、地域コミュニティに貢献しいくという関係が理想的でしょう。
組織や団体として利用する場合は、実際のイベントなどがイメージできるような写真やイラストを用意すると良いでしょう。
テキスト情報だけでなく、視覚に訴えることができる情報で魅力を伝えていくと効果的です。
マチマチの登録方法
マチマチの登録は、下記の手順で行います。
- マチマチ公式サイトから画面右上の「新規登録」を選択
- 「お住まいの郵便番号」を入力
- 「Facebook」か「メールアドレス」のどちらかの情報を使った登録フローを案内されるので、どちらかを選択
- 「メールアドレス」で登録を行う場合は、個人情報をその後入力。「性別」と「生年月日」は一般公開されません。
- その他、「気になる情報」や「テーマ」など必要な項目を入力
マチマチを用いて地域に根ざした集客を
マチマチについて、概要や登録方法、活用のメリット・注意点などを解説しました。
「匿名」を前提としたオープンな場として発展してきたインターネットサービスですが、このマチマチはあえて「非匿名」にこだわり、そして限定的な場をインターネットで提供しているサービスです。
「地域のつながりがない」「地域の情報が見つからない」「地域の人に向けた情報発信が出来ない」など、そんな課題を抱えた際には、マチマチの活用を検討するとよいでしょう。
マチマチはTwitterなどのように大手SNSよりも、顔の見えるコミュニケーションが可能です。
口コミラボ セミナー紹介＆最新版MEOまとめ
【飲食業界必見】売上を◯倍に！事例から読み解く、新規獲得からリピーター続出の秘伝ワザ
〜 なぜ、あのお客様は来てくれたのか、そしてリピートしてくれるのか 〜
飲食業界において、お店に好意を持ってくれるお客様を獲得することは極めて重要です。
「１店舗目に来店してもらうために」「また来てくれるために」など、お客様の初来店から、商品やサービスを再購入してくれるまでのメカニズムを解明することは、マーケティング活動において不可欠な要素となっています。
今回のセミナーでは、お客様の行動心理や再購入メカニズムを解明し、それらに基づいた効果的な施策を実施するためのポイントを市場の動向や実際の事例に基づいて詳細に解説いたします。
詳しくはこちらをご覧ください。
→【飲食業界必見】売上を◯倍に！事例から読み解く、新規獲得からリピーター続出の秘伝ワザ
【24年3月版 Googleマップ・MEO最新情報まとめ】
そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。
本記事では、2024年2月〜3月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
※『口コミアカデミー 』にご登録いただくと、レポートの全容を無料でご確認いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→ビジネスプロフィールにSNSの投稿が表示される / 宿泊施設のGoogleビジネスプロフィールでSNS登録が可能に ほか【24年3月版 Googleマップ・MEO最新情報まとめ】
