飲食店がUber Eats(ウーバーイーツ)を導入する| メリットとデメリット、注意点を解説

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Uber Eatsウーバーイーツは、「料理をテイクアウトしてほしい店舗」と「料理を配達してほしいユーザー」と「料理を配達したいユーザー」三者をマッチングするサービスです。

配達による食事の提供を行っていない飲食店でも、加盟店となることで、配達要員や輸送手段を確保せずに、デリバリーを始めることができます。

Uber Eatsウーバーイーツ)を導入する上でのメリット、デメリットを挙げた上で、導入効果と注意点を解説していきます。

Uber Eats(ウーバーイーツ)導入のメリット

Uber Eatsウーバーイーツ)の加盟店への店舗登録をすることで、これまで配達環境が整わなかった飲食店でも、簡単にデリバリーサービスをはじめることができます。

以下では、加盟店となりデリバリーサービスを開始するとどのようなメリットがあるのか詳しく解説します。

初期費用を抑えることができる

飲食店デリバリーサービスを始めるためには、配達員が必要ですし、配達するための自転車やバイクなどの設備コストがかかります。しかし、Uber Eatsウーバーイーツ)の加盟店となれば、飲食店独自で導入するより簡単に、デリバリーサービスをはじめることができます。

まず、配達を請け負うスタッフを確保する必要がありません。加盟店となれば、配達パートナーと呼ばれるUber Eatsウーバーイーツ)に登録しているユーザーによって行われます。そのため人件費を節約することができます。

次に、必要なのはWi-Fi等のネット環境とタブレット端末のみです。さらに、タブレット端末がない場合、1,700円/月程度でレンタルすることもできます。そのためサービスを導入のためのシステム費もかかりません。このような、登録の手軽さと導入コストの低さは、飲食店にとって大きな魅力といえます。

新規顧客の増加

加盟店となる最大のメリットは、認知度を高めることによる新規顧客の獲得です。顧客がUber Eatsウーバーイーツ)を注文する際は、公式サイトやアプリを利用します。

そのためユーザーがUber Eatsウーバーイーツ)のサイトで初めて店舗を知り、テイクアウトで利用することで、店舗の新規顧客となりうるのです。また、デリバリーによって飲食店の魅力を知ってもらい、実店舗への来店に繋がることも多いです。

さらに、実店舗と自宅の距離が遠いことからなかなか足を運べないようなお客様にも商品を配達することができるため、店舗の利用シーンを増やすことができます。

注文数が増加する

デリバリーサービスをはじめることで、新しくデリバリーの注文売上分が追加されるため、単純に注文数の増加を期待できます。

また、店舗営業の場合、天候によって客足が減ることがありますが、デリバリーであれば天候にそこまで影響を受けないため、店舗営業の売上をデリバリーの売上でカバーすることが可能です。

以上のことから、加盟店への登録をきっかけに注文数及び店舗全体の売上の増加を見込めます。

Uber Eats(ウーバーイーツ)導入のデメリット

導入することによるデメリットもあります。導入のために飲食店が検討しなければならないデメリットや注意点を詳しく解説します。

店舗のオペレーション調整が必要になる

店舗の注文数にプラスして注文が入ってくるため、オペレーションの調整が必要になる場合があります。

デリバリーサービスを開始した当初は、全体の注文数や注文が集中する時間帯が把握しづらいので、発注やシフトの管理が難しく、うまく対処できない可能性もあります。

配達トラブルとそれに伴うブランドイメージの低下

Uber Eatsウーバーイーツ)でデリバリーすることによって「傾いて届いた」「盛り付けがくずれていた」「届くのが遅くて冷めていた」など、配達によるトラブルが起きています。

配達パートナーは通常断熱機能のあるバッグを背負って届けることで、料理が冷めるのを防いでいます。しかし、複数件に配達したり、道に迷ってしまうという事情や、運転の仕方によって、おいしい状態でお客様に届けられない可能性もあります。

飲食店が最高の状態で料理を提供したとしても、配達の際に料理の味や見た目が損なわれては、ブランドイメージを低下させるため、大きなデメリットといえます。

包装代、店舗の場所を取る包材

導入する場合、上述したような配達時の料理の劣化のリスクが常についてまわります。このリスクを回避、軽減するために、包材を購入するなどの対策が必要となることもあります。

そうすると、購入した包材を保管しておく場所を確保しなければならないため、お店自体や厨房が狭い場合は場所を取ってしまう可能性もあります。

注文時に配達手数料が発生する

加盟店となる際にネックになるのが「加盟店手数料」です。手数料は、売上総額の35%です。お客様との金銭のやりとりは、Uber Eatsウーバーイーツ)が決済代行し、飲食店には手数料を差し引いた売上金が登録口座に入金されます。

粗利益に大きく影響するので、導入することでどれだけの利益が見込めるのか、事前にしっかりと検討して契約をする必要があります。

Uber Eats(ウーバーイーツ)導入時に注意する点

Uber Eatsウーバーイーツ)を利用してデリバリーを開始する際の料金設定などの注意点を解説します。

価格設定を調整する

Uber Eatsウーバーイーツ)で提供する料理の価格は、店舗の販売価格と同額である必要はありません。そのため多くの店舗では、包装費や人件費、手数料を通常料金に上乗せして、価格を設定しています。

利用するユーザーは、利便性や手軽さを求めてサービスを利用しているため、店舗で購入するよりも価格が高いことも理解した上で注文しています。ただし、通常料金と比較してあまりにも金額幅が大きい場合は注文が入りにくくなるため、追加コストを考慮して、価格設定を調整しましょう。

包装コストを見積もる

前述のように、Uber Eatsウーバーイーツ)で配達すると、「傾いて届く」「盛り付けがくずれる」といったクレームが発生する場合があります。

その対応策として飲食店は、専用のトレーを使用したり、厳重に包装するといった工夫が必要となります。このように、店舗での料理提供では発生しない包装コストがかかることも鑑みて、価格を考えましょう。

オペレーションを考慮する

店舗運営を少数で稼働していた場合、Uber Eatsウーバーイーツ)の注文が入ることで人手が足りず営業に支障がでる可能性があるため、もともと人材不足の問題を抱えている飲食店の場合はオペレーションを考慮しましょう。

導入前に、注文数増加にも対応できる人員体制なのか、スタッフの増員も見据えて導入を検討する必要があります。スタッフの増員が必要な場合は、その分の人件費を踏まえて商品の価格を再設定することが重要です。

メリットとデメリットを踏まえて導入の検討を

Uber Eatsウーバーイーツ)に加盟店登録をすることで、メリットとなるのは、広報として活用できる点です。サイトやアプリによる認知度向上や店舗の立地の問題から直接来店が難しい顧客の新規獲得も期待できます。

その結果、デリバリーとしての売上の向上を見込むことができます。一方で、配達パートナーのトラブルによるブランドイメージの低下や手数料35%と包装費による新たなコストが懸念点となります。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、テイクアウトをはじめている飲食店も増加しており、導入は一つの選択肢として考えられます。その際には、デリバリーコストや自身の店舗の人員体制などを踏まえたうえで、総合的に判断する必要があります。

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