動物病院の集客方法とは?広告の注意点・MEO対策・SNSやメルマガなどの宣伝で顧客獲得を

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動物病院の集客には、どのような方法なら飼い主に情報が届くのか、飼い主がどんな時に動物病院を探すのかなど、飼い主の目線で集客方法を考える必要があります。

また、動物病院のように来院のハードルが高いビジネスでは、ホームページやチラシ、SNSなどで十分な情報を開示し、飼い主の信頼を獲得しなければなりません。

この記事では、動物病院の市場環境、集客方法、インターネットを活用するプロモーションを解説します。

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動物病院の市場環境

売上げを考えるには、市場の分析が必要不可欠です。

農林水産省が発表した「飼育動物診療施設の開業届出状況」によれば、2018年に11,981件だった動物病院数が、2020年で12,247件と増加傾向にあります。

また、一般社団法人ペットフード協会がの「全国犬猫飼育実態調査2020年版」によれば、犬の飼育率は低下傾向し、猫の飼育率および飼育意向は横ばいとなっています。

しかし、1年以内の新規飼育者の飼育頭数は犬と猫の両方に増加傾向が見られ、新型コロナウイルスによる「おうち時間の増加」や「ペットに癒しを求める」などの消費者ニーズが影響したのでしょう。

動物病院の主な集客方法

動物病院で取り組める集客対策には、チラシや口コミのほか、飼い主向けのセミナーなど、さまざまなものがあります。

以下では、それぞれのメリットやデメリットを解説します。

1. チラシ

街頭で手渡すビラ配りや各家庭へ投函するポスティングは、動物病院の集客では非効率な面があります。

配布した家庭にペットがいるかどうかがわからないためです。

ペットの散歩中の人のみに手渡したり、ペットサロンやペットショップに置いてもらったりする方法もありますが、労力に対する宣伝効果は薄いかもしれません。

2. セミナー

見込み客との接点を増やす点では、飼い主向けのセミナーも効果的です。

しつけや食事、運動など、ペットを飼っている人が興味をひかれるテーマを設定しましょう。

また、インターネットで調べられる情報ではなく、獣医ならではの知識や動物病院のノウハウを活かした情報を提供できると、より価値のあるセミナーになります。

セミナーの開催は、見込み客に病院の存在をアピールするとともに、参加者からの信頼を得るきっかけにもなるでしょう。

3. 口コミ・レビュー

口コミは、ペットを飼っている新規顧客にアプローチできる、数少ない手段です。

飼い主同士のコミュニティで良い口コミが広まれば、新たに来院してくれる顧客の増加につながります。

SNSなどのオンラインコミュニティで拡散してもらえれば、より多くの見込み客を獲得できるでしょう。

一方、口コミでは悪い評判も伝わります。口コミによる顧客離れを防ぎ、集客に活かすためには、顧客満足度の高い病院を目指すことが大切です。

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4. インターネット

ホームページやブログ、SNSのアカウントを開設して情報を発信することも宣伝の1つです。

特に、ペットの不調時にインターネットで病院を探す飼い主にアプローチできるホームページは必須です。

一方、SNSは有益な情報を発信し、それを見たユーザーに拡散されれば、大きな宣伝効果につながる可能性を秘めています。

また、営業時間や稼働時間にかかわらず、常に情報を発信できる点もメリットです。

インターネットを活用した宣伝は、チラシ、口コミ、セミナーに比べて、1度に多くの見込み客にアプローチでき、効率の良い集客方法です。

インターネットでの集客アップ方法

動物病院の利用にあたって、顧客は当然インターネットでも情報収集をすると考えられます。

大切なペットの命を預ける動物病院のサービスの質や評判、利用者の正直な感想を知るために、ホームページや口コミを閲覧する人も少なくありません。

ここでは、インターネットを介して集客をするのに有効な方法を紹介します。

1. ホームページ

ホームページには、病院名、住所、電話番号、診療時間、専門分野などの情報を掲載する必要があります。

基本的な情報のほかに、ペットの不調時の対応、予防接種など、動物病院を検索するユーザーのニーズに応える情報を発信すると良いでしょう。

また、露出を増やすにはSEOやMEOが効果的です。

SEOとは、webサイトをGoogle検索のアルゴリズムに最適化させ、検索結果画面で上位表示を実現するための対策です。

検索したユーザーの目に触れやすくなるため、より多くの見込み客にアプローチできます。

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2. GoogleマイビジネスでMEO対策

飼い主が動物病院を探す理由はさまざまですが、なかには緊急性の高い状況で近くの動物病院を知りたいという場合もあるでしょう。

このような飼い主のニーズに応えるためにはGoogleマイビジネスに登録してMEO対策を取り入れる方法があります。

Googleマイビジネスとは、GoogleマップGoogle検索などに動物病院の情報を正しく掲載するのに利用できる、Google公式の無料ツールです。

登録後、掲載情報を充実させたり、院内の様子がわかるような写真をアップロードすることで、集客効果が期待できます。

3. SNS活用

宣伝に活用しやすいSNSは、Facebook、TwitterInstagramの3つです。

それぞれ特徴が異なるため、強みや特性を活かせると効果的な集客対策となります。

以下では、3つのSNSのポイントを解説します。

Facebook

Facebookは、ビジネスユーザーの利用率が高く、悩みを解決できる記事が閲覧されやすい傾向にあります。

Twitter

Twitterは、日常的なつぶやきがメインのSNSです。生の声を求めるユーザーが多く、豆知識や動物病院の日常を配信すると良いでしょう。

Instagram

Instagramは、写真や動画がメインのSNSです。通院で元気になった動物の様子を投稿して、ペット好きのユーザーを取り込みましょう。

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4. メールマガジン

メールマガジンは、リピーターの獲得に効果的です。

来院した顧客に対して、ペットの健康や病院の情報などを定期的に配信してつながりを保ちましょう。

ポイントは顧客が飼育している種によって内容を変えることです。

たとえば、犬を飼っている人に猫の情報を配信しても響きません。

メールマガジンを受け取った人が読みたくなるような内容を提供することが大切です。

注意点/動物病院には広告規制がある

医薬品医療機器等法(旧薬事法)では、獣医が特定の医薬品の名称、写真を広告することは禁止されており、ホームページやSNSも例外ではありません。

また、獣医療法では、比較広告、誇大広告、料金の広告が禁止されています。

ホームページは広告とみなされませんが、SNSやバナー広告は規制対象のため、注意が必要です。

農林水産省の「獣医療広告ガイドライン」を参照し、ルールに則って適切なプロモーションをしましょう。

動物病院の売り上げを伸ばすポイント

売上げを式で表すと「単価×客数」です。単価と客数を増やせれば、売り上げの向上につながります。

以下では、それぞれの方法を解説します。

1. 単価を上げる

動物病院の単価は診療費です。しかし、ただ高額な診療費を請求するのでは顧客が離れてしまいます。

診療費を上げるためには、より良いサービスを提供する必要があります。

夜間診療や高度な治療ができる設備など、他院にはない付加価値があれば、診療費が高くても通いたいと考える顧客が増えます。

2. 客数を上げる

客数を上げるには、新規顧客の獲得、リピーターの増加、流出顧客の減少がカギとなります。

新たな顧客にアプローチする宣伝や、リピートしたくなる診療や対応に努めましょう。顧客目線から、どのような病院をリピートしたくなるかを考えることも効果的です。

周囲の競合となる病院を分析し、違いを出すことも重要です。また地域の顧客層に合わせた病院づくりをすることも顧客獲得のカギとなります。

MEO対策などでネットからも集客

動物病院の集客では、インターネットをうまく活用することがカギとなります。

ホームページやSNSで情報を発信し、良い評判や口コミを獲得することは、集客力の向上につながります。地図アプリにおいて、ユーザーにとって魅力的な施設情報を展開できているかにも注意を払うことが大切です。

同時に、特定の医薬品や医療機器の広告、料金の広告などを規制する法律もあるため、注意が必要です。

動物病院の集客では、インターネットをうまく活用することがカギとなります。ホームページやSNSで露出を増やせれば、多くの見込み客を獲得できます。SNSの場合は、プラットフォームごとの特長を活かせると、より効果的です。

一方、特定の医薬品や医療機器の広告、料金の広告などを規制する法律もあるため、注意が必要です。

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    この記事の筆者

    口コミラボ編集部

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