横河電機とは、東京都武蔵野市に本社を置く大手電機メーカーです。国内シェアトップクラスの工業用計器やプロセス制御装置システムに強みを持っており、売上高の約70%を海外事業が占めます。
横河電機は、1915年に東京府渋谷町に電気計器の研究所として設立されました。電気計器の国産化に力を入れており、航空計器・流量・温度・圧力などの自動調整装填研究開発の先陣を切りました。戦後になると工業用分析計を開発、1969年には渦流量計の販売を開始、さらに1975年には世界初となる分散形制御システムである総合計装制御システム「CENTUM」発表しました。1996年にバイオテクノロジー分野へ進出となる共焦点レーザ顕微鏡スキャナを発売するなど、幅広い分野の測定器事業や制御システム事業を展開しています。この他にも紙パルプ・繊維・鉄鋼・非鉄の生産性向上を目指すマテリアル事業、医薬品・医療・食品などのライフサイエンス事業に力を入れています。